ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

修練:見えない針穴に糸を通していた母

私は、いわゆる「生活習慣病」持ちなんです。
中でも糖尿病の悪化を注意するために、毎月血液検査をしています。

子供の頃は注射をするのは専ら医師でしたが、最近では資格を持った看護師さんがしてくれます。

昨日も採血をしてくれる看護師さんと話をしていました。
ワクチンを摂取する際に、自分ではできないので、医師がするのですが「筋肉注射が得意ではなくて痛い」とのこと。

言われてみたら、私もこの看護師さんのいる時に予約を入れていて、無意識に注射や採血の上手な人を選んでました。

同じ資格を持っていても、他人に針を刺す頻度の高い看護師さんの方が、医師の腕前を上回った感じです。

運転免許を持っていても、日曜にしか運転しない「サンデードライバー」と運転が仕事の方達の違いにも似ています。

認知症の問題もこの辺にあるのかも知れないです。

昔の農村には「ぽっくり地蔵」があって、高齢者も昨日まで元気に野良仕事をしていた高齢者が、翌朝には「ぽっくり」と亡くなっていた。と言う話はよく聞きました。

うちの母も自営業でしたので、入院する直前まで仕事をしていました。入院後に膵臓がんが見つかって医療用モルヒネの投与を受けるまで、言動はしっかりしていました。

先日のニュースで高齢者の2割が生きがいを見失っているとのことでしたが、高齢者でもできる仕事があります。ただそれが、現役世代に回ってしまっているのが現状。

生き甲斐の創設は、福祉につながる気がします。