ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

小さな時間・・・

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時は金なり・・・

よく使う諺なんだが、ちょっと調べてみた。
1748年 アメリカのベンジャミン・フランクリン著「若い商人へのアドバイス」というエッセイの一節に登場る「Time is money」と言う部分の日本語訳だという。270年以上も前から在った考え方。

ex.1時間働けば最低賃金が貰えるが、具合が悪くて働けなかった。
この場合「最低賃金で具合が悪くて働けない1時間を買った」と言う概念だ。

TVコマーシャル

普段何気なく見ているTVコマーシャルの多くは15秒間。

このような経緯を経て、15秒枠が日本のCM時間のスタンダードとなり、長尺として30秒・60秒が用いられるにいたった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/コマーシャルメッセージ#日本におけるCMの販売単位 より

スポンサーは、大金を支払って素材を作り、枠を買う。
そう言えば、私も関わった事があった。コマーシャル撮影に、エキストラで参加した。
プロレス会場を朝から晩まで使ったものだった。放送になっても自分が何処に映っているのか判別できない程度だ。何時間も掛けて撮影しても、実際に流れるのは1分以下。

アニメ主題歌

オープニングはその番組を観る為のスイッチだと思う。内容を彷彿させ「さあ観るぞ!」と思わせてくれる。そんなアニメ主題歌にも制約が在った。「90秒間」・・・

鬼滅の刃(きめつのやいば)」ブームで、主題歌を歌っているLiSAも「紅蓮華(ぐれんげ)」で紅白歌合戦に出場。


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紅白歌合戦では122秒間の曲だが、TVアニメサイズは90秒に収まるように編集している。


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アニメの主題歌の長さについて気がついたのは、配信サービスで沢山アニメを見始めてから。一気見していると主題歌をスキップさせたい事も出てくる。
日本のアニメでは、曲が始まってから約90秒分早送りにすると、ほぼ全ての作品で主題歌部分をスキップ出来る。

https://ja.wikipedia.org/wiki/オープニングアニメーション#日本国内

アニメにのめり込む切っ掛けになった作品のオープニングも90秒間。
オープニングは視聴率・人気に直結する大切な部分。絶妙な時間なんだと感じる。


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質の高い「小さな時間」

創り出す為には「大きな時間」が必要だが、犠牲とは違う。
時には「作り上げたモノを削ぎ落とす事」も必要だ。
多分、「小さな時間」を意識しないで手をつけると収拾がつかない。

冒頭の「時は金なり」で言えば、「利に繋がる時間は先行投資」と言う事だろう。

普段の生活でも同様の考え方が出来るかもしれない。