精神疾患を心の病気ということが多い。ところが、人体に「心」という臓器はない。
つまりは脳の伝達物質の問題なのだ。萩山にある「独立行政法人 国立(?)精神・神経センター」通称「NCNP」にいくと、その研究が行われていることが分かると思う。
なんで今更こんなことを書いたかというと、先日テレビで人類のほとんどが持っているウィルスの出すタンパク質の影響で「うつ病」にかかるということを放送していた。
司会の中居君が「心の病気ですからね」と言っていたのを聞いて、「心の病気が自分達ではコントロールできない脳内の伝達物質の問題」だと理解してもらっているのか不安になったからだ。
これまで「NCNP」も含めて6箇所の病院にかかったが、そこで処方される薬は強烈に困っている症状を改善できたことがない。
向こうなのかと思うことがあったが、服薬を止めると具合が悪くなる。故に効果があった。という形のものが大半だ。
睡眠に関しても20年前は「ハルシオン」を処方されていたこともあったが、私には効果が薄かった。
今はハルシオンよりも効果も安全性も高い薬を処方されているが、それでも入眠までには時間がかかっている。
私に処方されている薬を健常者が飲んだら危険であろう事は想像できるが、飲まないと命の危険があるかといえば、そこまでの感覚はないのも事実。飲まないと「ダメ人間」が「ダメダメ人間」になる。周囲に迷惑をかける状況になるかもしれない。
心という臓器はない。故に「心の病気」はあくまでも、例えであって、脳の症状。
脳である以上、同じ病名でっても同じ症状にはならない。
「生理痛・頭痛・肩こり」などと同様に同じ名前でも、個人差が大きい病気。
理解されている方には何を今更という話だが、世間での理解が少ないと感じているので書かせてもらった。