ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

恐怖体験によるPTSD

私はPTSDがあります。平時は「電車のホーム」を見ると呼吸が乱れ、頭が痺れ始めます。

原因は「飛び込み自殺」を目撃してしまったことです。

恐ろしい事を目撃すれば、殆どの人が心に傷を負ってしまうでしょう。人によって出るタイミングが変わる様ですが、その傷が痛み始めて症状がでます。

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◆見えないのに、確かにある

精神・心とは、「目には見えないのに、確かにある」と誰もが理解している、数少ないものだと思います。

その部分を患うと治療は大変です。切り傷ならば縫い合わせる事も可能ですが、物理的に存在しない「心の傷」を周囲はどうしてあげられるでしょう?

◆人の心は、人の心が癒す

精神疾患を患っている私でも、一年中うつ状態で寝込んでいるわけではありません。起き上がれないほど重症の方でも、状態の良い時と悪い時があります。

傷を負った心ではありますが、愉快な話をして前向きな考えになったりする事も事実です。どんな時にそうなるのかは、人それぞれですが、大抵の場合「自分以外の人」が関わっている気がしています。

私の様な適応障害の場合は、社会的な精神疾患なのかもしれないと思っていて、人の心は、人の心が癒してくれるものだと感じています。

◆情報の受け取り方

PTSDについてはトラウマとも言われますので、「俺のあれもPTSD?」と思い当たる方は多いと思います。

情報社会の中で自分が折れてしまう様な情報も、年々触れる機会が多くなります。「程度の差はあれ」心に傷を負う人が増えるのは当然な事でしょう。

つまりは、傷を負いそうな情報は見ないことが重要だのだと思います。

生活していく上で、避けられない場合も出て来ます。その場合は「この情報は自分にとって心の傷になるかもしれない」と正しく怖がって行くしかないのでしょう。

私や、冒頭の動画に出て来た子供さんの様に「深い傷になる情報を見せられてしまう」場合もあることでしょう。

 

思い出して話すと言う事は、認識し直すと似ています。同じ話を何度もしていくうちに傷が深くなってしまう事もあります。話している当人もそれに気がつかないでいる事もあります。

同じ話を何度もさせる事は避けていただけると助かります。