ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

怖いもの・・

昔から怖いものの例えに「地震・雷・火事・親父」なんて言われてきました。

昨今ですと、最後の親父なんてものは、怖くもなんともなさそうで、ガッカリしたりします。

一方で、地震に関しては目下益々怖さを増している状況です。

火事についても同じことが言えようかと感じます。建物の形状が進化する、高層化していく事になりますと、梯子車じゃ助けようがありません。

私も昔は地上22階のフロアで仕事をしていたことがございます。時には窓から雨雲が見えたりしていました。

尤も、高層ビルにはそのような状況を回避できるように様々な防災・防火設備が整っていることだとは思いますが。

「天災は忘れた頃にやって来る」というのもございました。

昨今では、記憶に新しいところで、東北地方を中心とした双子地震、トンガ沖での海底火山大噴火、東日本大地震による巨大津波。更には、現在進行形でウクライナとロシアの戦争。

まさか、起きないだろうと思っていたようなことが、次々と起きてしまっていることが、非常に残念と申しますか、恐ろしいことです。

防災に関しましては、官公庁はじめ、お役人も参加した訓練やシュミレーションが行われて、それに基づいた法整備なども進んできたように思っています。

一方で、有事の際に如何にして身を守るかについては、大分検討の余地があるようにも思います。

この点に関しては、永田町の先生方が今回のウクライナの破壊された街並みを見て、地域単位での円滑な避難行動について、法整備やら地域単位でのシェルター設置、避難誘導組織などを考えていただかないと、超高齢化社会では些か不安になります。

そう考えますと、神経質になりすぎない範囲での平素からの心構えが出来ていない事こそが、一番怖いものになってまいります。

こう考えてまいりますと、何か新型感染症の拡大時期によく聞いた「正しく怖がる」という事の重要性も滲みてまいります。

経済活動も社会保障も重要ですが、国家があっての話でして、国家即ち、国民の安全が保障された上でのことなのでしょう。

本日はこの辺で、失礼いたします。