ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

セルフ・メンタルケアは日常の中で

こんな記事を見つけました。5月か・・・5月病なんて言葉もありましたね。

blog.hatenablog.com

精神とか心って、存在を否定する人はいないと思うけれど、他の臓器の様に「現物」がない。

当然、他の人から見ても「多少の不調」は分からないし、自分自身でも気がつかない場合もあります。

尤も、「精神病になんか罹ってない」と決めつけ、頑張り続ける様な人もいます。私もそうでした。25年くらい前にも「メンタルクリニック」という名称の「精神科」は有りましたが、仕事ができないほど悪化している患者に「障害者手帳?取得してどうするの?」って感じでしたから。

◆ダメージを受けたらどうなるか知っておく

普段からストレスはあります。日光浴して日焼けの度合いが人それぞれと同じで、同じストレスでも受け止め方は人ぞれぞれ。

重要なのは、「自分の反応を知ること」だと思います。

例)

・腹部が重く、押さえつけられている様に感じる。

・足を引きずる様に歩く

・呼吸がため息の様になる

以上は、自分の「黄色信号」赤信号ではありません。交通ルールと一緒で「黄色は止まれ」です。会社などへの遅刻・欠勤の連絡の指標になります。

日常生活で感じた異変を、リスト形式にしていくのは、少々面倒ですが、自分の感覚で良いので、書き直しはいくらでも出来ます。

◆何をしたら、気分が良くなったかを知っておく

「黄色信号リスト」を作るのと並行して、「何をしたら改善したか」もリストにしていきます。

例)

・時間をかけて入浴する

・自転車で一人でロングライドしてくる

・処方されている頓服を飲む

・その場から離れて、一人きりになる

以上は、黄色信号が出た時にやってみる「回復術リスト」になります。これも手探りで作っていくので、効果の高い方法が見つかれば追加していくと良いでしょう。

ポイントは「効果の高さ、場面想定」を考えて優先順位を付けておくことです。

仕事場にいるのに「長時間入浴」はいくら効果が高くても出来ませんからね。もし出社前に落ち込んでしまったら、遅刻する旨を伝えて「長時間入浴」で復活してからという手も取れます。

ストレスを受けて、参ってしまう人は「いい人・生真面目な人」が多い様です。他の人の期待、周囲への迷惑を考えてしまいます。

自転車で100キロ程度のロングライドをすると、早い人で5時間。私の場合は、休憩回数を多くして8時間。一人で行きますから、他の人のペースは関係ありません。疲れてしまって漕げなくなったら輪行で帰ってくる。そんな自分勝手な時間が8時間。

自転車の場合、自転車に乗ることに集中しますから(事故るので)私には効果があります。

精神・心は70億人もいても「完全一致」する人はいません。

日本は精神・心の健康に関して、発展途上です。精神障害になってからでは遅いので、まだ間に合う方は是非、「黄色信号リスト」「回復術リスト」を作ってみてください。