ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

価値観:コインの表裏と、進み続ける一輪車

価値観・・・
個人の価値観
家庭の価値観
地域の価値観
国家の価値観

全てが同じならば良いのですけれど、世の中、そうは行かない様にできています。
全てを受け入れられれば良いのですけれど、世の中、そうは行かない様にできています。

もし、価値観に違いが全く無かったら。
平和なんでしょうけれど、それが本当の平和なのかも分からなくなってしまいそうです。

自分の価値観だけで物事を判断してはいけないよ。
そう言われたことがある気がします。

自分の価値観を人に押し付けてはいけないよ。
そうも言われたことがある気がします。

自分の価値観を保ちつつ、柔軟に世の中を渡っていく事が私にはとても難しいです。
0か100かになりがちです。

価値観とは感情に近い場所、もしくは、そのものなのでしょう。
怒ったり、笑ったり、泣いたり。

思考判断の基準。
人間関係で対話能力が重要視されるのも、理解できます。

相手の価値観が理解できたら、人生もっと広く生きてこられたと思います。

揺るがない気持ち・価値観を持つことと、他の人の気持・価値観を受け付けないことは違うこと。
還暦を間近にして、やっとその事に考えが至りました。

世界人口の推計を計算し続けているサイトがありました。

arkot.com80億近くの人が、様々な価値観で生活しているのですが、似た様な価値観を持つ人はいても、全く同じ人はいないのでしょう。

骨格や筋肉のつき方、話す言葉も風習も違う人たちが努力もせずに理解し合えるはずもありません。
三国志演義で「男子、三日会わざれば刮目して見よ」とあります。
別に、これは男子に限ったことではありません。

性別に関わらず、健康状態に関わらず、人は「きっかけ」があれば、三日程度で変われると言うことでしょう。
精神障害を抱えている私も、午前と午後で変わる事が度々ありました。

価値観から善悪を判断しているとすると、コインの裏表と一緒です。戦争にもなります。
理想はどちらにも倒れずに立っていること、もしくは、一輪車で走る時のように新しい価値観に向かって進み続けることなのかもしれません。