ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

公のお金について

昨今、誤入金された給付金が事件になっていますね。

公のお金について、思ったことがあるので書きます。

自治体からの給付金ではなく、こちらが障害者年金受給開始決定時に自治体へお金を戻す時の話です。

私が障害者年金を申請していた頃は、決定まで半年ほど掛っていました。決定が出ると、申請日まで遡って一時金を受給します。

通常だとその一時金は所得として得られますが、生活保護世帯の場合は収入申告によって行政側へ半年分の年金所得として戻す金額が発生します。

当時のケースワーカーさんは、当初10数万円と言っていたのですが、次に連絡が来た時には「計算間違いをしていました。約20数万円になります」と言ってきました。

急に倍の金額になったことに疑問があったので、対面での説明をお願いしました。

ワーカーさんは説明後、その用紙に自分の名前を書き「これで間違えありませんので、すみませんでした」と仰ってくれました。

数日後、「大変申し訳ございません。また、計算を間違えていて30数万円になります」

流石に怒りました。署名までして「間違いない」と言っていたわけですから。

結局は支払わなければならないのです。

繰り返しミスをした自治体には、こちらが納得するペナルティーは無し。

経済的に困っていての年金申請・生活保護受給。最初に言われていた金額の3倍を返す事になれば、誰だって「おかしいだろ💢」となりますよね。

担当がそんなことをしても、生活福祉課長からの謝罪も無し。

今のワーカーさんは、その辺りきちっとしていて助かります。

お金が全てじゃないというのも、誰にだって失敗はあるというのも理解はできます。

私が申請した頃は、精神障害者の年金申請は困難な状況でした。それでも、働けていた時に納めていた年金掛金に照らして、丸々生活保護ではない経済環境を創ろとしたわけです。

尤も、年金だけでは基準額を満たさないため、生活保護から抜け出せないことも事実ですが。

公のお金に関しては、慎重になって欲しいものです。