26年前・・・・阪神・淡路大震災。
私がその会社に入社したときには、その現場を経験した社員がいた。
確かにお金は頂戴していたが「困っている人を1人でも多く助ける」それだけが原動力だった。
被災地の拠点には全国から各業務の腕利きが招集された。
この拠点で物流のコントロールをしていた人と、2週間一緒に仕事をする機会があった。
当時の話しを聞かせて貰った事がある。
壊れた街があって、何とかしなければならない。休んでなんか居られない。
現地の拠点は稼働し続けた。返却された重機を整備し、貸し出す。
従業員は交代制、仮眠してまた業務。
手配を掛ける人間も整備の人間も、給料?利益?それがどうした?
何とかするのが俺たちの仕事だったよ。
企業としての「有料ボランティアの精神」はこうして生まれた。
いろいろな方面で使われる言葉なのでこれが起源では無いと思う。
ただ、四半世紀前にはこの言葉が私の国には確実に存在していた。