ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

有料ボランティアの精神

26年前・・・・阪神・淡路大震災

私がその会社に入社したときには、その現場を経験した社員がいた。

確かにお金は頂戴していたが「困っている人を1人でも多く助ける」それだけが原動力だった。

被災地の拠点には全国から各業務の腕利きが招集された。

この拠点で物流のコントロールをしていた人と、2週間一緒に仕事をする機会があった。

当時の話しを聞かせて貰った事がある。

壊れた街があって、何とかしなければならない。休んでなんか居られない。

現地の拠点は稼働し続けた。返却された重機を整備し、貸し出す。

従業員は交代制、仮眠してまた業務。

手配を掛ける人間も整備の人間も、給料?利益?それがどうした?

何とかするのが俺たちの仕事だったよ。

企業としての「有料ボランティアの精神」はこうして生まれた。

いろいろな方面で使われる言葉なのでこれが起源では無いと思う。

ただ、四半世紀前にはこの言葉が私の国には確実に存在していた。