ピアの広場

2005年から書いている「 精神障害と共に生きていく」ブログです。

精神障害者の人権〜私の場合

5年くらい前に私立の閉鎖病棟に休養入院した。

同じ病棟の患者から一方的に暴行を受けた。殴る蹴るをされ頭も体もどこを蹴られて、どこを殴られたのか分からないほど。

私は反撃が一切できない状況だった。別の患者が相手を後ろから羽交い締めにして止めてくれるまで暴行は続いた。

その病院のすぐ後ろには、総合医療センターがあったがそこに連れて行ってはもらえなかった。

早朝のことで、前の晩の看護師がそれぞれ別の場所に行っていて、病院側のスタッフは現場を見ていない。

止めてくれた患者が言った事をメモするでもなかった。

殴られた拍子に朝一番のお湯で作った熱いコーヒーを頭か被った事を訴えると女性の看護師が「いい匂いだからいいじゃない」と言った。

血が一滴も流れていない。打撲箇所は自分でも分からない。頭がふらつく状況で、当初予定されていた他の病院での検査に1人で送り出された。ついた先の病院で、倒れてしまい、移動には車椅子、脳波の検査だけが行われた。

翌日警察官が来てくれたが、「精神病院内のこと」なので刑事に確認したが刑事事件として被害届を出せないと言われた。

残るは民事だが、それを口にしたら病院付きのソーシャルワーカーから「病院と対立関係になるので、治療を継続できない。退院してどこか別の病院に行ってください。」

入院前よりも精神的にも肉体的にも悪くなって放り出された。

 

今回は国立の病院。

研究所も併設しているので検体提供も同意しての入院だったが、私の入院は研究所には連絡されおらず、入院から6日目に私が直接自分のスマホから連絡して初めてわかったらしい。

ナースステーションから「看護計画票」なるものを渡されていた。病棟担当医が毎度突然来る。そしてこう聞く「どう?」

彼の手元にはカルテらしきものは無い。メモを取る様子もない。

看護計画票に沿って話そうと思うと「なにそれ? そういうの無いと自分の事が話せないの?」再度、看護計画票を見ても「知らない」という。それどころか、「一時間ほどかかる検査受けてください」と言ってきた。(なんの検査だったのかは不明)

担当看護師に苦情として伝えると「研究も医師もどうかしてる。担当医の上司に伝えます。安心してください」

翌日も同じ事が起きた。

任意入院だったので、退院を選択する事ができたのだが、納得がいかない。

担当医とその上司、当日の担当看護師と私の4者面談になった。

看護計画票がある事は上司の医師は知っていた。が、各部署が連携の取れていない事を異口同音に言い訳にしている。

担当看護師に言ったことは何も聞いていないという状況だった。

担当医に再度治療方針を尋ねたが「時間がないので今はお話しできません。」「私の方針は変わらないので、それで良ければまた来週お会いしましょう。」と言って、1人で出て行ってしまった。

結果私は治療を打ち切って退院となった。

情報のブラックボックスになっているナースステーションは見た目は透明な窓であるが今回も看護師の人的ミスの連続で私の人権は無視される形になった。

更に、薬剤師。薬の飲み方が変わったと言うと、何故か私に聞いてくる。薬剤師法違反。

患者に服薬法の判断ができちゃ困るでしょ。

法の下の平等

基本的人権の尊重?

法が人を守るのではなく、人が法を守るから安全な社会生活が送れる。アニメ「サイコパス」で言われている事が強烈に蘇ってくる。

10日に入院して17日の夜退院。

私の人格、人権は有ってないようなもの。人間もどき。